季節外れな話ですが、数年前、甥のクリスマスプレゼントを買いにヨドバシカメラのおもちゃコーナーへ行きました。

季節柄なのかお昼前なのに、少しずつお客さんの数も増えつつありました。

「これは早く決めないとレジに行列ができかねんな」

と思い、プレゼントを決めレジへ。

と思ってもレジの場所が見つからずに店内をうろうろ。

レジに並ぶ行列が見えたのでそこに向かおうかと思った矢先にそことは反対側の店内の端っこにカウンターを見つけました。

ひっそりして客もいない、サービスカウンターみたいな雰囲気で、お会計のレジではないのかな?

と思ったけど念のためそこにいる店員に問いかけると「こちらでもお会計可能ですよ」と。

行列に並ぶことなくお会計を済ますことができました。

しかし、不思議なことにその後も私がお会計したこちら側のカウンターは向こう(メイン通路側)みたいに行列ができませんでした。

向こう側で並んでるお客さんの中でもこちらのカウンターが見えるので、その存在に気づいてる人はいるはずなのに。

しかし、あきらかに空いているこちら側にはやってこない。

これは人は手に入れた確実なものを手放す可能性を恐れる心理状態からきているようです。

イソップ物語の一つに似た話がありますね。

『鷹が小鳥のナイチンゲールを捕まえました。

ナイチンゲールは

「自分など小さすぎてお腹の足しにもなりませんよ」

と言って命乞いをしました。

すると鷹は

「姿さえ見えない別の鳥を追うために、手中の鳥を手放すのは愚かだ」

と答えました。』

このように例え長い行列でも、すでに並んでいるなら後少しの我慢で済む。

が、あちらのカウンターに移動しても、もしお会計できないカウンターだったらせっかくここまで並んだ意味がなくなってしまう。

手中の小鳥を手放すことになります。これを恐れる心理で長々とした行列に並んでしまうんでしょう。

一度手にしたものは手放すのを惜しむ心理のことを心理学で「保有効果」というそうですね。

これを活用したものに「返金保証」があります。

リスクリバーサルと言いまして、購入したけど、気に入らなかったら全額返金に応じます。という保証をうたってるものをたまに見かけますよね。

しかしデータによるとこれらを実行しても実際のところ返金保証を求めてくるお客さんは数%しかないそうです。

(ネット販売で2~4%、TV、ラジオ通販だと0に近いそうです)

少しくらいの不満では人は手に入れたものを手放しにくいんでしょうね。

なので、この「返金保証」

大部分が返金しろと言ってくるのではないか?なんて恐れずにオファーとしてうちだしてみてはいかがでしょうか?

PS

この時のプレゼント、甥にはすこぶる評判悪かったです。

せっかく休みの日に早起きしたのに・・・


STプラスマーケティング
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関西地方を中心に活動するマーケティング・コンサルタント オンライン・オフラインを組み合わせた集客の仕組みを提案します。

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